標準的な地方国公立大学クラス
このランクに属するのは一般的な地方国立大であり、中核市規模の県庁所在地に位置することが多い。偏差値50台前半のイメージ。地方公立進学校では、中間層の生徒たちなら合格圏内。
国立大学
「駅弁大学」などという名称で呼ばれることもあるが、彼らは各県を支える貴重な人材である(「駅弁大学」というワードについてはそもそも出所がハッキリしていないが、A級大学・B級大学の中にも該当する大学があるという説もある)。
地理的要因等から、都会にある大手企業への就活には不利な面があるが、地元での就職には強く、地方公務員でも実績を上げている大学が多い。
豊橋技術科学大学と長岡技術科学大学は、高専からの3年次編入の学生が8割を占めるので入口については特殊性があるのだが、大手企業への就職実績は非常に高いものがあり、現に多くの学校推薦枠が用意されている(やはり高専生って優秀)。
地方国立大学について詳細は以下のコラムにて。また、23年4月更新時には「STARS」の一部を当ランクに格上げしている。詳しくは大学群の紹介ページで。
公立大学
群馬県
公立大からは、群馬県内の高崎経済大学が該当。文系の学生にとっては、ひょっとしたら群馬大学より名が知られているかもしれない。ここは経済大学らしく、地方公務員や地銀への就職に強い。
ちなみに県庁所在地の前橋市に所在する群馬大学は理系学部が中心であり、こちらも就職状況は良好。前橋市と高崎市のライバル関係は全国的に知られるところだが、なにかと分散されてしまうのは勿体ない気も・・・(←お前に何が分かる)。
山梨県
また、都留文科大学は公立大学としては数少ない、司書養成科目を開講しており、教員養成も出来る大学として一部で有名。立地面であまり有利なイメージはないかもしれないが、意外とバスで新宿まで1時間半もあれば行くことが出来る。したがってメリハリつけて、普段はちゃんと勉強して、たまに東京へパーッと遊びに行きたい人にはオススメかも。
大学の性質上、大手企業への志向はあまり高くないはずであり、当サイトのランク付け基準に馴染まず2022年4月更新時にランクが変更となってしまったが、知る人ぞ知る文学・教育系の名門である。
私立大学
明学國武
私立大からは、まず「成成明学独國武」の明治学院大学・國學院大學・武蔵大学が該当。
明治学院大学は重要文化財も抱える東京:白金の風格ある中堅私大として一定の人気がある。大手企業就職力の見かけ上の数値はそこそこあるものの、公務員就職者等の分母補正を加えると、一般的な地方国公立大学を上回る水準とは言い難く、残念ながら2022年4月更新時にC級中位クラスから当ランクへと変更となった。
國學院大學・武蔵大学の就職実績は明治学院大学よりも遅れをとり、数値上はもはや「日東駒専」クラスなのだが(前者はちょっと特殊かもだが)、受験の世界においては「日東駒専」より上の難易度という位置付けられるという認識なので、今回はギリギリ当ランクに踏みとどまった(崖っぷち)。
東京女子大学・日本女子大学
「女子大御三家」でお馴染みの二大学。元は一つ上位のC級中位に位置していたのだが、女子大は厳しい局面に立たされており偏差値の低下から23年期首更新時にワンランクダウンとなった。
とはいえ名門女子大というブランドイメージの良さなどもあり就職実績は良好。一般職・エリア限定総合職が共学に比べると多いとは言われるが、公式サイトでの就職状況を確認すると、就職者の2割程度もいないようだ。
南山大学
名古屋からは中京のトップ私大、南山大学の名前も。A級大学の名古屋大学、B級大学の名古屋工業大学・名古屋市立大学と比べると分が悪いかもしれないが、中京エリアの私立大学では敵なしの状態で・・・あった。。。文系理系あわせて8学部を揃えた堂々たる総合大学であり、名古屋の有名大学群「愛愛名中」とは差をつけている・・・が、理系では名城大学の評判が良いので例外もある。
最近は「南愛名中」という括りも見られ、「日東駒専」クラスであるという認識も拡がってきているように見受けられる。だが、当サイトはこの認識には反対であり、南山大学はあくまで「愛愛名中」とは別次元の存在であるという認識だ。詳しくは、「愛愛名中」の大学群紹介ページにて。
西南学院大学
九州の有力私大、西南学院大学もここで登場。九州においても「国公立」ブランドは強いようで、その他の国立大学とダブル合格した場合は蹴られてしまうことも少なくはないとのこと。
しかし、就職実績は悪くなく、九州内のみならずその他のエリアにおいても九州ナンバーワン私大としての認知度があり、勢力があると見ている。同学は、鹿児島大学と同等のランクとしたが、特に九州の人にとっては意見が分かれるところではあるだろう。
関係大学群
関連ランク
(お隣)
・D級上位大学