構成
・佐賀大学(S)
・鳥取大学(T)
・秋田大学(A)
・琉球大学(R)
・島根大学(S)
レベル帯
C級下位~D級上位
概要
下位国立大学
国立大学の中では比較的入りやすい難易度の大学で構成されている。当サイトではD級大学としてランクしており、失礼ながら下位国立大学という部類に入る。
難易度が比較的易しい要因の一つとして、すべての大学が首都圏をはじめとした大都市圏から離れていることが挙げられるだろう。ただし誤解されがちだが、だからと言って決して超ド田舎にあるわけではない。
立地
那覇市は中核市の中では断トツに拓けており(琉球大学は正確に言うと那覇の隣町にあるが)、秋田市も中核市としては平均レベルにある。
佐賀大学・島根大学・鳥取大学も県庁所在地に位置しており、それぞれ県庁所在地としては下位ではあるが、20万人前後の人口を擁する(佐賀駅・松江駅・鳥取駅は古くから高架駅であり先進的だった面もあるぞ)。
いずれも車は持っていた方が便利だが普段の生活で困ることはないはずであり、限界集落のような暮らしを強いられるわけではないので過度な心配は無用。むしろ、どことは言わないが、大都市圏のはずれにある大学の方が余程つまらない生活になる可能性すらある(笑)。
個性が光る
大学の学部数としてはさほど多岐に渡る方ではないが、美術・工芸・地域創成等を学べる佐賀大学の「芸術地域デザイン学部」、観光マネジメント・地域文化等を学べる琉球大学の「国際地域創造学部」、資源学を学べる秋田大学の「国際資源学部」(日本で唯一)といった特色的な学部・学科の存在がウリであり、新たな分野の開拓・独自性の向上に努力していることが分かる。
入試難易度
国立は甘くない
偏差値はベネッセで50台前半、河合塾で40台後半あたり。大学入学共通テストのボーダー得点率は60%台後半くらいとなる。共通テストで7割を切るようでは、高校の勉強における基礎を習得しているとは言えないイメージがあるかもしれないが、国立大学生である彼らは数多くの科目をこなしてきたということを忘れてはならない。
科目数1つ違うだけで必要となる負荷や勉強時間は大きく変わり、生半可な私立大学とは比較にならない程の努力で、幅広い知識・知恵を身に着けてきた。それらは今後、様々な仕事をこなし組織の中で人の上に立つために不可欠な素養となる。「下位」とは言えど、舐めてかかると痛い目見させられるのが国立大学。
地元の秀才達ですら苦労する
各県トップクラスの公立進学校においては「中の下」くらいの位置にいる生徒なら合格圏内。これを逆に言うと、地方の名門校ですら下位層にいては厳しいということである。
そのレベルの高校にいると「中間層に食い込めれば、国立大学どこかは入れる」とよく言われる。この「どこかは」というのがミソであり、日本中どこでも飛び回る覚悟でいないといけないということを意味する。
あくまで、C級以上の国立大学と比較して入りやすいという話であり、誰しもが簡単に越えられるようなハードルではない。
社会的評価
有名企業400社 実就職率
大学 | 有名企業 400社 実就職率 |
鳥取大学 | 8.8% |
佐賀大学 | 6.5% |
秋田大学 | 5.9% |
琉球大学 | データなし |
島根大学 |
有名企業400社への就職率としては、1割を越えている大学は残念ながらなく、同じD級大学の有名私立大学群「日東駒専」「産近甲龍」と同じか、それ以下の水準となる。
ここまで東京から離れていれば当然の結果とも言えるが、その一方で、C級以上の国立大学に比べると学歴フィルターに引っ掛けられてしまう可能性も考えなければならない。D級国公立大学でも、「日東駒専」「産近甲龍」といった同クラスの私立大学よりは学歴フィルターに掛けられてしまう恐れは低いのだが、いくら「国立大学ブランド」があると言っても、限界がこの辺りから見え始めてくるのかもしれない。
とはいえ、STARSから大手総合商社へ就職した実績もあり(一般職かもしれないが)、企業によって設定はバラバラのようだ。ということで、最初から大手を諦めることはないが、学歴的に有利にはならないこと、なにより、立地面で苦労することは頭に入れておかねばならない。
新型コロナウイルスの影響でWEB面接が普及してきたことをきっかけに、遠方からの就職活動も進み、今後は地方=不利という形勢に変化が訪れることを祈る(まぁ、おそらく影響は限定的だと考えているが・・・)。
また、公務員就職者・医療系学部の学生を分母から除いた「有名企業400社実就職率ランキング」の補正については下記コラムをご参照頂ければ幸甚である。
公務員就職率
大学 | 公務員就職率 |
島根大学 | 27.6% |
秋田大学 | 20.5% |
鳥取大学 | 18.5% |
佐賀大学 | 15.8% |
琉球大学 | 11.7% |
公務員への就職率はやはり高く、特に島根大学は教育大学を除いた中では全国でもトップクラスの水準にあると言っていいだろう。ただし、「金岡千広」「5S」「5山」に比べると大学群全体としての数値は少々下がっているという印象である。
ちなみに、公務員就職者に占める国家公務員・地方公務員の内訳を見てみると、琉球大学は他の構成大学に比べて国家公務員の比率が高めである。2018年のデータしかないが、他の大学では国家公務員は1割程度しかいないのだが、琉球大学の場合は3割を越えている(これは何故だ?米軍関係??)。
ともあれ、地元で公務員になる学生は多く、地元の有名企業にも多数内定しているところを見ると、やはり地元エリアにおける「STARS」の評価は高いようだ。
北北秋琉室
マイナーではあるが、STRASと似たような大学群として最近たまに目にする。秋田大学と琉球大学は重複しているが、その他は北海道教育大学・北見工業大学・室蘭工業大学の3校となり、南北のD級大学で構成されている。
細かいが、レベル帯としてはSTARSよりさらに入りやすい印象があり(ボリュームゾーンはD級中位)、国立大学としては一番易しい部類と言える。