恋愛と学歴

コラム

高学歴者の恋愛

恋愛と学歴の関係

人生の選択肢を広く持ち得る高学歴者だが、恋愛や結婚においてはそう簡単にはいかず、学歴のレベルが違う者とはマッチしにくいこと、とりわけ高学歴女子は相手が見つかりづらいという事象が起こっている。

人を好きになる要素

そもそも、「学歴」で人に惚れる奴はまずいないだろう。どんな学歴厨であっても、相手の学歴を決め手として人を好きになどなれるはずがない。それで好きになることがあるとしたら、それは「人」に対してではなく「大学」や「金」に惚れているのだろう。

実際、若者が恋人に求める要素はだいたいが「顔」「優しさ」「誠実」「趣味が合う」といったところであり、三高(高学歴・高収入・高身長)がはるか昔の話となった今、学歴は勿論、収入・経済力の高さでさえも、さほど上位に来ることはない(これが単なる恋愛ではなく、結婚前提となれば話は少々変わるが)。

学歴よりも常識

学歴が高いからと言って収入が高くなるとは限らない。また、学歴が高いからと言って性格が良いとは限らない。学歴よりも常識が備わっていること、過去にどんな学校に行っていたかより今何をしているのか、そしてどんな未来を思い描いているのか、男も女もそういうところを見ているはずである。

学歴を気にする人はいる

とはいえ、とあるビジネス誌のアンケート結果によると、恋人の学歴を気にする人は半数近くいるとのこと。学歴は人を好きになるきっかけにはなり得ないが、相手との今後を考える上では多少なりとも関係してくるのかもしれない。

それでは、どのような点で相手の学歴を気にしてしまうのだろうか?考えられるのは主に以下のようなところだろう。

① 話が合うか

学歴が大きく変われば、会話のレベルも変われば、過ごしてきた境遇も違う。決して、高学歴者と低学歴者の間で難しい話が出来ないわけではない。だが両者の間では、教養や知識の量に差があるため、少し難しめの話題になると、前提となる背景知識の有無で話が噛み合わないことがある。

また、意外と言葉が通じないことがあり、高学歴者が自然に使っている横文字や小難しい熟語は、低学歴者には馴染みがない。そのため、高学歴者がいつものように話しているつもりでも低学歴者には非常に難しく聞こえてしまうことがあり、これも会話が噛み合わない原因となりやすい。

さらに、高学歴と低学歴では、お互いのキャリアの進み方に違いがあるため、人生観や常識が異なることがある。(学歴の要不要といった価値観の違いは、その最たるもの)

となると、結局同じレベルでの学歴同士のカップルが話も考え方も合いやすく、居心地が良くなる結果に繋がる訳である。そもそも、高学歴者と低学歴者が出会う機会自体があまり多くないのだが、くっついたとしても上手く運び辛い現実がある。

② 人に紹介しやすいか

恋人を親や友人に紹介するのは意外と面倒なものである。親しい間柄である程、要らない心配をされ、時には交際に反対をされることもある。そんな時に役に立つのが、恋人の社会的地位である。

当事者でない者は恋人の顔・喋り方・振る舞い等の印象面以外は知る由もないが、一定の学歴を得ている場合は、それまでの人生で相応の努力をしてきた者、付き合っても問題のない者としてある程度の信用を瞬時に勝ち取ることが出来る。

また、恋人が高学歴等ステータスの有る者であれば、一緒にいる自分もそれに乗じて箔が付くと考える者もいる。それを自分自信の実力などと勘違いしてはならないのだが、ある意味、そのような相手を掴まえられるというのも、一つの実力なのかもしれない。

特に女性同士では、彼氏の容姿・スペックなどに関する「マウント合戦」が生じやすいため、彼氏の学歴もその材料の一つにされることがある(特に若ければ若いほど)。

高学歴学生の恋愛経験

ところが、高学歴であれば恋愛強者になれる訳ではない。それどころか、女性は高学歴になればなるほど情事の経験が少ないという東大大学院による研究もあり、どうやら高学歴者はむしろ恋愛弱者の方が多いのだろう。

そうなってしまう原因は、言うまでもなく受験である。高学歴者は貴重な青春時代の時間の大半を受験勉強に捧げており、恋愛などに現を抜かしている余裕などなかった。

受験時の恋愛の危険性

話は少し逸れるが、受験勉強と恋愛の両立については賛否両論あるものの、あまり両立を目指すのはオススメ出来ない。恋愛は付き合った後も大変であり、相手に嫌われていないか、浮気をされていないか、別れを突然切り出されたりしないか、精神面での不安定要素が尽きず、それは受験にとっては邪魔にしかならない。そこで集中力が途切れれば受験には大いに不利となる。

恋は盲目

それだけではなく、好きな人が目指している大学を自分の志望大学にしてしまう、片想いの子と同じ大学に行きたいから(広い大学の中では学部が違えば顔を合わせることすら滅多にないのに)、というような進路選択をしてしまうケースが現実にある。恋愛に燃え過ぎてしまうと、人生を狂わせる事態も招きかねない。

それでも恋愛したいなら

せっかくの青春時代、好きな人のことをどうしても諦め切れないならば、絶対的な信頼関係を相手と築いた上で受験に臨まなければならない。受験にかかるプレッシャーがただでさえある中、それ以外のことで精神的に不安定になる状態を避けること。

浮気の心配をする必要がないのはもちろんのこと、受験後のこともあらゆるケースを想定して明確なビジョンを持っておくこと(別々の県へ進学することになっても遠距離で続ける覚悟がある、どちらかが浪人になっても現役入学した方は献身的に支えていくなど)。高校生でそこまでの関係を築くのはなかなか難しいかもしれないが・・・こんなの、もはや婚約者と言ってもいいくらいの間柄だろうな。。

恋愛格差

上記のような事情により、高学歴者は一般的に恋愛経験に乏しい。実はここに、高学歴者と低学歴者との恋愛が上手いこと噛み合わない、もう一つの理由が見いだせる。

両者は恋愛経験の格差が大きく、知識や語彙力では高学歴者が上手だが、逆にデートマナー・メール/LINEテク・口説き方・駆け引き・情事・別れ方等では低学歴者の方が経験値が高い。成人する頃には恋愛においては常識になるはずの事柄が、高学歴者にとっては殆ど初めての経験となる。

そのため、恋愛の基本がおぼつかずに恋愛の中級者~上級者の相手から「あり得ない」という印象を持たれてしまい上手く運ばない。「高学歴だけど常識がない」人がいるというのは、そういうところからも来ているのかもしれない。

高学歴女子の悩み

モテないのは本当か?

高校卒業時点ではモテない高学歴者だが、男はその後数年かけて恋愛力を磨き、社会人にもなれば経済力も付き、徐々に女性が寄って来るようになる。男性の場合、収入が低いほど情事の未経験率が高いという研究もある(先ほどと同じ東大大学院の研究)ので、社会人になってからの挽回は可能だ。「男は30から ※ただしイケメンに限る」という言葉もあるくらいである。

しかし問題は高学歴女子の方。女性の場合は出産の関係もあり、20代半ばを過ぎれば恋愛もしくは婚活市場においては不利になり始める。つまり、男性に比べて若い内の1年1年が重くなる。そのような時期に恋愛を経験する時間が受験等に割かれてしまったのは大きな痛手となり、事実、女性は高学歴である程、未婚率が高いという統計もある。下の表は、「平成29年就業構造基本調査」を元に作成した、学歴別の30歳以上の女性未婚率である。

最終学歴未婚率
小学・中学8.9%
高校等12.7%
専門学校18.9%
短大17.4%
高専19.9%
大学26.4%
大学院33.7%

大卒以上になると、一段と未婚率が上がることが分かるだろう。

問題の本質は、男側にアリ

高学歴女子がモテない理由としてよく挙げられるのは、「自分より格上の男性が見つからない」「男性のプライドを傷つけてしまう」ことである。

確かに、低学歴男性をあからさまに見下し、男性の考えを一切合切却下し、男性の三歩先をズカズカ歩き、プライドが高く男性のことを上手く立てられない高学歴・高収入女性は一定数いるだろう(実際に何人も見てきたけど・・・)。

だが、本当にデキる女性はそこまで愚かではなく、相手の学歴など気にしていない。この場合、多くは男性側に問題がある。

男が耐えられない

女性の方が高学歴である場合、女性は気にしなくとも男性が気にしてしまう。本能として、男性は女性よりも上手にいたいものであるが、社会的ステータスの一つである学歴が女性より劣ると、それをコンプレックスとして抱え込んでしまう。何しろ収入とは違い、学歴の差は後で取り返すことが難しく、この手のコンプレックスはずっと引きずりやすい。

そして女性側もそれを敏感に感じとり、気を遣い、自然体での付き合いが難しくなってしまう。つまるところ、高学歴女子がモテない(問題がある)というよりは、彼女達を受け入れられる器を持った男が少ない方が問題なのである。

高学歴女子はどうすればいいか

① 人生に恋人・旦那は本当に必要か?

そもそも結婚して子供を産んで・・・という人生を歩む必要は全くない。高学歴な貴女なら人生を一人で逞しく生きていくことは出来るはず。「子供がいなければ老後が不安」という意見もあるが、子供が将来、老いた自分の面倒を献身的にみてくれる保障などどこにもない。それならば、若いうちから老後のための備えをしておいた方が確実というもの。自分を守るのは、いつも自分自身である。ダメな男や、いつか離れていく子供に尽くすならば、自分の人生を思うままに謳歌するのもアリだろう。

結婚は不要だけど恋人は欲しいという場合は、そのような需要は男性の方が多いので、いま流行りのマッチングアプリ等を使えばさほど労せず相手は見つかるだろう。ただし、不倫に巻き込まれると面倒なので十分ご注意を(自己責任で)。

②それでも将来を共に出来る恋人が欲しいなら

貴女は“選ぶ立場”にある

絶対に、なんとしても避けなければならないのが、「ダメ男に憑りつかれてしまうこと」「クズ男の虜になってしまうこと」である。なぜか、そのような男に惹かれてしまう女性は少なくなく、本能のままに狩られてしまえば自らも奈落へと引きずり込まれ、人生が一気に崩壊してしまう。

勝負は大学在学中。大学内であれば同じ学歴なので、学歴差など気にする必要がない。さらに、ランクの高い大学は男性比率が高い傾向があるため、一般的に女子の方がモテる。将来的に結婚を考えるなら、女子にとっては学生の時期が最もいい選択が出来る時期なので、この期は逃さないようにしよう。

相手はしっかりと選ぶ

社会人になってしまった場合でも、焦ってダメ男を引いてしまうと後々不幸になる。学歴コンプレックスに潰れてしまうような男や、逆に高学歴女性に頼るつもりの男は今後伸びない。自分より高スペックな男性を除くなら、貴女にふさわしいのは、高学歴な彼女のことを素直に尊敬出来る男性である。

やはり男性であるからにはある程度プライドに傷が付くことは避けられないだろうが(逆にそれを微塵も感じない奴は終わっている)、そのような中でも相手の聡明さを潔く認め、そこから学び向上していこうという器の広さを持った男性こそが将来性を期待できる。

「ウカウカしていれば年収が抜かれてしまう」という危機感を持てる方が、お互いいい刺激となるだろう。そのように切磋琢磨し合い、更なる高みを目指せる相手を探してみては如何だろうか。難しいのは、そういう男性かどうかは、付き合ってみないと分かり辛いのだが、交際して程なくすれば感触も分かってくるだろう。

向こう側に降りる必要などない

貴女がヘンに変わる必要もなければ、気を遣う必要もない。それはあまり良い変化とは言えない。そして、敢えて自分の学歴・スペックと、恋愛を切り離す必要もなく、それにチビる男などハナから無視してよい。

結局、似た者同士でくっつく傾向にあるとはいえ、外見・収入・学歴など、お互いに全く差のないカップルなどいないので、その差をプラスに影響させられる男性を見つけた方が幸せになれると考える。自分より学歴が低くとも這い上がってこれる、真摯・謙虚で向上心を持った男性を見極めてはどうか。

見つからなければそれも良し、「“独りが楽しい”なんて負け惜しみだろ」などと、人からどう思われようが、独りでも人生は全然楽しく生きられる。ま、そんな男は滅多にいないけどね。いくつになっても、みんな学歴だの年収だの役職だの、興味ないフリをしながら実のところは心の中でマウントとりに精を出したがるガキのままだから(笑)

何のための人生か?

恋愛であれ、結婚であれ、大学選びであれ、就職であれ・・・人生の選択「世間体やカッコつけ」で決めるのは、もってのほか。これは最終的に後悔する可能性が高くなる。

例えば、

・就職力はあるけど無名な大学への進学を避けてしまったり(でんのうナントカとか)
・名前だけは知れているけど経営状況があまり芳しくない企業へ就職したり
・結婚自体を大目的にするような婚活(負け組と思われたくない、実家にせかされるから)
・友人とのマウント合戦に駆られた恋愛(見た目だけで選ぶ、とにかく恋人がほしい)

など・・・あまり良い末路になりそうにないことは想像出来るだろう。

「スゴイと思われたい」「見返してやりたい」という気持ちを持つのは人間として自然なことではあるのだが、薄っぺらな世間体・カッコつけに走れば、いつか人生でズッコケてしまい、結局のところ最終的には恥ずかしい思いをする運命になるだろう。

カッコいい彼氏・かわいい彼女がいることを羨ましがられても、さほど人生にプラスになんかなりゃしない。一時的なマウント取りが一番の生き甲斐なら、それも良いだろうが(笑)。

恋愛なんて、相手と自分の間での自己満足で十分なのではないだろうか。

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