S級大学 – 東京一工

S級大学 ランク解説

解説

東京一工

超一流大学

日本を動かすスーパーエリートの卵たちが集う、別格四天王。

大手企業・官僚・研究者(大学教員)等、上級国民へと通じる様々な道が開けている。

上記コラムでいう日系大手企業では、だいたい30代半ば~40歳あたりで年収1,000万円に到達する。大手のイメージとしては、有名企業400社や日系225・・・の中でもピンキリだがその中間層レベルと考えて頂ければ。

だが、世の中には上には上がいる。総合商社・外銀・コンサルなど30歳手前で年収1,000万円にあっさり到達し(戦略コンサルはもっと早いが)、その後も2,000万円 → 3,000万円を狙っていけるような超一流企業に入社して活躍したい場合は、是非ともこのS級大学には入っておきたい。

群内も一段一段が険しい

1位(東京大学)と2位(京都大学)の間には意外と大きな差があると言われる。その京大を追いかけるのが一橋大学東京工業大学。偏差値を見ても東大と京大の差は顕著になってきており、一方で京大と一工の差は縮小してきている。東京一極集中により、在京大学のレベルが相対的に上がり続けているのだろうか。ただし、東大・京大の両雄は大学の研究レベルとしても、学生の層の厚さとしてもやはり只者ではない(後述)。

同ランク内においても差は見られるものの、S級のレベルであればいずれの大学も、新卒採用の選考対象外として扱われる「学歴フィルター」など無縁となる。あまり頭脳労働とは言えない業界・職種において東大・京大は採らない方針の企業もあると聞くが、極めて例外的。

また、S級のレベルにあれば、殆どのコミュニティにおいて「高学歴」であることを否定されることはないと思って間違いない。「そんなの当たり前だろ(笑)」と思われるであろうが、一橋大学・東京工業大学は大学受験に触れたことのない人間にとってはあまり知名度が高くない。凡人として扱われたならば、それは超一流企業内での話か、もしくはただの「ネタ」か、一橋大学や東京工業大学の存在・その実力を知らない輩だろう(そこで、ソイツのお里が知れる)。

その実力

超難関大学

同世代の上位約1%にあたる。つまり、100人に1人の秀才だ。まぁ、実際はその確率であれば、町の開業医もこのレベルに該当するだろうし、ちょっと町内・ご近所を探せばさほど労せず見つかったりもする(ただし、地域・都道府県によって偏りはある)。とはいえ、100人と競争して99人を蹴落とすというのは、やはりスゴイこと。

大学入学共通テストでは年度にもよるが、8割強〜8割半ばあたりがボーダー。だが、このクラスでは大学入学共通テストはあまり重要視されず(足きり程度)、勝負は各大学の個別試験である、記述式の二次試験。

えげつない難問は少ないが莫大な量をこなすことを要求される東大、じっくりと時間をかけて解く京大など、各大学によって特徴はあるが、いずれの大学でも極めて高い二次力を要求される上に科目数も多い超重量入試なので、A級大学とは見かけの偏差値以上の難易度差がついている。

地方公立高校からの合格は至難

全国的に有名な中高一貫校生であれば中位層でも合格圏内にあるが、田舎の公立進学校では神扱い。それは自称進学校レベルに限った話ではない。

高校偏差値がだいたい70前後の、各県で天下をとっている伝統的な公立進学校でさえも、S級大学の現役合格圏内に入るためには確実に上位10%以内に入れるくらいでないと難しい。このような高校の中でさえもS級大学合格者はバケモノとして見られることになる。県の規模によって差はあるのだが、日比谷高校・北野高校などの全国区のトップ・オブ・トップ公立高校は別として、標準的な県の名門進学校においては、もちろん「上の上」「先頭集団」を突き進むことが必須条件だ。

また、参考ではあるが、国公立医学部医学科の学生もほぼ全てがこの位置にいる。私立大学の難関医学部医学科も同じ。当たり前だが、お医者さまはみんな頭がいい。

入学後・卒業後も大活躍

その別格ぶりは大学入試の偏差値以外にも、就職活動の筆記試験である「SPI模試」の平均点でも表れており、上位4校は綺麗にこのS級大学で埋め尽くされてしまう。統計的にどうのこうの言いたいことはあるだろうが、色んな大学が同じ条件のもとで基礎学力の比較をされた興味深いデータではある。

また、社会人になってからのステータスの一つである「年収」についてもトップをほぼ独占しており、特に一番バリバリやっている時期である40歳時点にもなると、これまた綺麗に上位4校には「S」の文字が並ぶ。

S級大学出身者と議論をしたり、一緒にワークをしてみると、彼らは頭の出来が違うと圧倒されることだろう。

S級の中でも壁が!?

大手企業就職実績が何かヘン?

各大学の就職力をはかる指標の一つとして、有名企業400社実就職率のランキングがよく使われているが、意外にも例年、東大や京大はトップに食い込んでこない(年度によってはデータがないことすらある)。

これは決して・・・東大生・京大生なんて所詮勉強だけの陰キャであり、コミュ力重視の就職では全然大したことない・・・という訳ではない。

上級国民もいろいろ

上記のような現象が起こった理由としては、

  • 近年、東大生や京大生に人気である外資等がそもそも「有名企業400社」に入っていない可能性があること
  • 難関資格を取得したり、国家公務員へ進む学生も多いこと
  • そして、起業する者、敢えてベンチャーへと進む者もおり
  • さらには、修士課程(後期)へと進み、卒業後も研究者(大学教員等)を志す者も多いこと
    ※ 同ランキングでは「進学者」は分母から除外されているが、博士課程⇒大学教員の場合は「進学」ではないので分母に算入されていると考えるのが自然だろう

    といった背景が考えられる、学歴的にも実力的にも、人生の選択肢を幅広く持っていることが分かる。

つまり、高学歴を得て大手企業へ・・・という王道を走ることにおいては一橋大学・東京工業大学が頂点であると言えるが(出口評価だけで見れば慶應義塾大学も含まれるか)、東大・京大についてはそれ以外にも官僚・研究者・実業家・高度専門職など、大手企業以外にも様々な道を進んでおり、王道一辺倒ではなく様々な立場・手段をもって日本を動かしていると捉えられる。

そのような点では、東大・京大という存在は「別格」・・・だなんて安易な言葉は失礼なくらいであり、元より戦っているフィールド自体がハナから他とは別次元であると言う方が実態を表しているだろう。

大手に就職“出来ない”訳じゃない

数値・順位が高くないからと言って、「大手企業就職力は大したことない、一工や早慶より実は不利なのだ」と判断してしまうのは早計である。むしろ、やはり東大・京大の可能性というのは計り知れないものがあると「有名企業400社実就職率ランキング」の結果からは感じさせられないだろうか。

「超高学歴」を得て就活での選択肢を拡げるという一般的な機能を得るだけではなく、新たな知見を創造し、それを社会に提供して発展に貢献するという、大学本来の理念を多くの卒業生が実践出来ていることが、トップたる所以であろう。

東大と京大では受験難易度では非常に大きな差があると言われるが、上記のような観点、そして大学の本分である研究力もまた他とは段違いであることからも、京大と一橋・東工大の間にもまた壁が存在する、東大・京大だけの世界があるという見方も出来る。

東大・京大の真似をすれば良いのか?

東大・京大の卒業生の進路として起業する者が増えてきており、学歴不要論も聞こえてきて久しい。しかしながら、王道を外れることは「イバラの道」を進むということであり、相応の実力・地頭・行動力・度胸・人脈・強運が必要になる。

そして、起業して成功した者も「東大卒」「京大卒」の肩書、そして同窓の繋がりに助けられるケースがあることも、また事実である(成功している実業家も、結局“東大”の名前出してるでしょ 笑)。

関係大学群

東京一工
旧帝国大学
指定国立大学法人
難関国立10大学
東京六大学
京阪神
旧三商大
旧三工大

関連ランク

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