構成
・東京工業大学
・大阪大学
レベル帯
S級下位~A級上位
概要
旧官立大に該当し、もともとは高等工業学校であったが大学へと昇格した経緯がある。
東京工業高等学校(これ以前にも前身アリ)⇒東京工業大学
大阪工業高等学校⇒大阪工業大学⇒大阪大学
2校とも理系の名門であり、東西の理系ナンバー2の地位にあると言えるだろう。なお、同大学群を構成していたもう1校に、旅順工科大学があった。しかし終戦時にソ連に接収され、廃校となってしまった。なお建物は現役らしく、現在は中国へと返還され、病院として使われているとのこと。(なかなか立派な建物)
両校を研究面で比較してみると、指標の一つである科研費採択数は、東京工業大学は889件で16位、大阪大学は2,665件で3位となる。総合大学である故か単純な件数では大阪大学が上だが、教員一人当たりで見てみると、東京工業大学は0.85件で5位、大阪大学は0.82件で8位となり、実力的にはなかなかいい勝負をしているのかもしれない。
就職力の指標である有名企業400社就職率では、東京工業大学が54.4%で堂々の第1位、大阪大学が34.3%で10位となるが、これは東京と大阪の市場規模の違いが露骨に反映された結果であろう。(日本は1位と2位の差がとてつもなくデカい)また、工学部は就職に強いので理系単科大の東京工業大学は有利となる。
東京工業大学・大阪大学は入試難易度としては1ランク分の違いであり、両校ともいろんな面で非常に高い評価を得ているため、どちらを選ぶか迷う受験生は多い(特に東京工業大学C判定・大阪大学B判定となったら頭を抱え込みそう)。