難関国立10大学(国立難関10大学)

大学群

構成

・東京大学
・京都大学
・一橋大学
・東京工業大学
・大阪大学
・名古屋大学
・東北大学
・神戸大学
・北海道大学
・九州大学

レベル帯

S級上位A級下位

概要

旧帝&一工&神戸

大手予備校が指定する難関国立大学群。大学入学共通テスト直後は優先的に志願者動向等がレポートされるなど、他の大学とは違った扱いをされる。赤本も分厚く、大手予備校で大学別の対策講座もよく開かれる。また、それぞれの二次試験を意識した、個別の模擬試験も実施されている。

大学共通試験で5(6)教科7科目・二次試験で3科目以上の重量入試がスタンダードとなり、合格するためには高校時代の頑張りのみならず小学校からの積み重ねも含めた、これまでの学生生活12年間における深みが試されると言えよう。単純に偏差値・共通テストボーダーだけで比較するとB級準A大学の方が上回っている学部・学科があるようにも見えるのだが、それは必須となる科目数が違っており、見かけの偏差値やボーダーが実際の負担・総合力に比して高く表れるからである(意外にも上位の国立大学にも軽量入試がある)。

学部・学科・年度にもよるが、当大学群の入口であるA級クラスに到達するためには、大学入学共通テスト(旧大学入試センター試験)で7科目トータルの得点率8割という水準を第一関門として突破しなければならない(22年は全然8割要らなかったけど 笑)。

「旧帝一工神」という別称もあるが、ここに早慶を加えたり、イジられ担当の神戸大学を抜いたりした「旧帝一工神早慶」「旧帝一工」「旧帝一工早慶」などのバリエーションがある。

また、「(~除く)」という、特定の旧帝大いじりも見られる。さらには、次点とも言える筑波大学横浜国立大学を迎えるバージョンもたまにある。

群内格差

当大学群のベースとなる旧帝国大学でも、そこそこ大きな差が見られたので、当大学群内の格差も必然的に大きなものとなる。文系・理系それぞれで難関国立10大学を入試難易度順に並べると、だいたい以下の通りとなる。

【文系】 7段階
①東京 ⇒ ②京都 ⇒ ③一橋 ⇒ ④大阪 ⇒ ⑤神戸 ⇒ ⑥名古屋・東北 ⇒ ⑦北海道・九州

【理系】 6段階
①東京 ⇒ ②京都 ⇒ ③東京工業 ⇒ ④大阪 ⇒ ⑤名古屋・東北 ⇒ ⑥北海道・九州・神戸

学部・学科、年度によっても変わるので賛否色々あるとは思うが、大まかには以上のような序列となる(これは就職・研究実績とは違います。理系の研究実績で見ると神戸大学の代わりに筑波大学がレギュラー入りなど、TOP10《9》も視点によって変わります)。

浪人をすると、現役時はD級大学クラスの学力だった者が、最終的にはB級大学へ合格するというような飛躍は珍しくない。しかし、当大学群のクラスになると1段階ごとの差が大きく、浪人をしたからと言ってそう簡単にステップアップ出来るほど生易しいものではない(そもそも浪人生の受験者が多い)。

最も険しいのは、何を隠そう①東京と②京都の差であるが、それ以外にも、文系では③一橋④大阪の差(二次試験で社会が必要になる)、理系では②京都と③東京工業の差(二次試験で国語が必要になる)も、なかなかのえげつなさ。

受験勝者=人生勝者?

色んな組み合わせがあるものの、基本的には、難関国立10大学と早慶を合わせた12大学(S級大学A級大学)にフォーカスして、週刊誌等で高校別合格者数が掲載されたり、大学別の大手企業就職者数が毎年載せられる。

多くの受験生からの憧れの対象となり、企業からも重点採用の対象として注目されるのが上記12大学の学生である。文句無しの一流大学として、合格直後の時点では「今の自分は勝ってると思います」と堂々と誇っていいだろう(本当の勝負はこれからであることは忘れずに。高学歴ニートはアカン)。

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