概要
A級じゃないの?
「なんでコイツらが“A級”、“一流”扱いじゃないんだ!?」って思ってしまうくらいの精鋭揃い。
B級大学の並べ方・辻褄合わせに苦悩したことがあり、苦肉の策としてB級は4段階に分けることにした。その結果生まれたのがこの「準A」ランクであるが、位置づけとしてはB級4段階の最上位であり、あくまで「B級」である(A級以上はそれだけ厳選されている)。
旧帝早慶の壁は厚い
「旧帝国大学」や「早慶」と混ぜて取り扱われる場面もあるが、大手予備校認定の「難関大学」や、ビジネス誌・週刊誌等での大学合格者数・就職実績といった記事における「一流大学」とは別区分にされることも多く、惜しくもあと一歩及ばなかった感がある。
「一流」「準一流」を行ったり来たりという立ち位置からすると、A級大学からコチラ側に招き入れようか検討した大学が1校あり、その大学はB級筆頭にした方がある意味盛り上がるのだが、相当怒られそうなので止めときました(入試・就職の実力的には確かに頭一つ二つ抜けているしね・・・)。
国立大学
国立大は、首都圏の有名難関校が並ぶ。筑波大学の理系学部や、東京外国語大学のメジャー言語学科等、条件によってはA級大学に匹敵、それどころか凌駕する場合もある。
それほどの実力を持つにもかかわらず、これらの大学が「準難関」「準一流」扱いに留まることが多いのは、多くの学部学科において入試での必須科目数がやや少なく、一見すると高い偏差値は、「見かけ上のもの」であることが理由の一つであろうか(所謂、軽量入試)。
また、当ランクの国立大学は、昔はもっと凄かった大学が多く、昭和の時代においては現代より難易度もずっと高かった。
筑波大学
入試難易度でも理系の研究力としても、B級大学の筆頭格である。昔は東京教育大学と呼ばれ(名称変更というよりは、大学として一新しているイメージ)位置付けとしては、主に文学部や理学部で東大に及ばなかった生徒が志望する難関大学であった。その時代の偏差値ランキング表を見るに、一橋大学・東京工業大学には及ばなかったものの、少なくともA級大学並みの格式を持っていたと考えられる。
九州大学よりも先に指定国立大学として認められ(北大はまだ)、学術・研究都市「つくば」の中核として、地方旧帝国大学に対抗し得る程の研究力を誇る。
教員・学生ともに、とても高い実力があるのだが、その割には就職実績にはイマイチ反映されていないように見受けられ、公務員就職者・医療系学部卒業者、さらには体育・芸術系学部卒業者を就職率の分母から差し引いても、あまり数値的にはパッとしない。就職実績を見てみても、研究機関のような特殊な就職先がさほど目立っている訳でもなく、なんとも不思議である。
大学発ベンチャーの件数が第4位に来ていたり、大学に残ったりと研究・起業志向が強く、ひょっとしたら東大・京大と似たような理由があるのかもしれない。
横浜国立大学
かつては国立大の二期校であった。一般的には一期校>二期校のイメージがあるが、一期で東大・一橋の受験に失敗した生徒達が二期校で横国に流れてくるため、「東大後期」のような位置付けであった。そのため、入試難易度は現在とは比べ物にならない程の超難関だったという。当時の二つ名は「二期校の雄」や「二期校の東大」など。
その時の名残・・・という訳ではないのだが、現代でも後期日程の定員が多いという特徴があり、だいたい前期:後期=2:1といった比率である。合格者による入学辞退率も高いのだが、学力的にはA級クラス以上の受験生も一定数入学してくるので、「入学する・学歴を得る難しさ」という点ではA級大学には及ばないながらも、上位層はツワモノ揃いだったりする。
現代においてもまだまだ高い実力と人気があり、経営学部や理工学部(特に建築は有名でかなりの難関)など、実用的な学問が多いこと、さらには横浜という好立地(と言っても横浜市の中では微妙だが)もあり、大手企業就職力は下位地方旧帝以上の好成績を誇る。
筑波大学とは性質上の違いはあれ、A級に最も近いツートップと言ってもいい存在だ。
東京外国語大学
学科(言語)によるレベルの差がある。やはり英語(学科)は入試難易度が高く、A級水準を軽く越えていると言っていいだろう(2科目だけど偏差値65あるからな・・・ウン!)。フランス語・ドイツ語・中国語といったメジャー言語も先述の通り高いレベルにある。
光浦靖子さん、鈴木亮平さんといった著名人を輩出していることもあり、一般的な知名度も全国的に高く、おそらくB級準A大学の中では最も「一流大学」「難関大学」としてのイメージを強く持たれているのかもしれない(主観)。
お茶の水女子大学
かつては津田塾大学とともに女子大の中での東大・早慶のような位置づけであり(どちらかというと私立大学である津田塾大学の方が「女東大」と呼ばれていたのも興味深い)、偏差値も地帝と並ぶほどの高水準だった。
昭和の時代は、女子は女子大もしくは短大へ行くものという風潮があったものの、時が経って女子も普通に東大等へ多く進学するようになった。その結果、お茶の水女子大のみならず津田塾大学など多くの女子大が勢いを失うこととなってしまった。
公立にも凄いヤツが
国際教養大学
公立大No.1として当ランクに嵌まり込んだのは、秋田県に所在する当学であり、入試難易度としては科目数の少なさから偏差値が突出している印象はあるが、有名企業400社への就職率が40%越えという驚異的な数値・・・だったが、ここのところ少し勢いが弱まりつつあるかも??
あまり知名度はないが少数精鋭であり、英語教育に力を入れている。1年間の留学が必須となるので鍛え上げられた学生が多く、企業受けも良いと推察する。学生のTOEIC平均は900点を越えるとか。
ただ、最近の就職活動では新卒のTOEICスコアもインフレ気味のようであり、800だの900だのはあまり珍しくなってきた印象がある(正確なデータはしらんけど体感)。ペーパーテストのスコアだけだなんてハリボテではなく「活きた英語」を駆使してニセモノとの差別化を図っていきたい。
私立大学
まことに残念ながら空席になりました(2024年4月〜)。
関係大学群
関連ランク
(お隣)
・A級下位大学