年収1,000万円(すごい?チョロい?)

コラム

年収1,000万円、たいしたことない?

到達出来ない人がほとんど

最近バカにされがちだけど

「たかが年収1,000万円・・・税金たくさん取られるようになって給付金等も対象外になるしコスパも悪いし」と魅力が薄れているように見えるが、そもそも日本でここに到達できる人は上位4%程度しかいない。

学歴で言えば、奇しくもA級大学のラインが同世代の上位4~5%が定員となり、似たような数字である。年収1,000万円といえば日本のサラリーマンの目標・勝ちの基準としてよく使われるワードだが、大学受験で勝ち組と言われる水準とも通じるところがある。

「プッ、いまどき『年収1,000万円プレーヤーが目標』なんて、小せー小せー(笑)」などとエラソーに言い放つ資格があるのは、既にそれ以上に稼いでいる者、そうでないなら、せめてS級大学A級大学に入れた者だけだ。

到達難易度

オジンで1本は大して自慢にならない

「年収1,000万プレーヤー」と一口に言っても、何歳で到達するかで凄いのか大したことないのかは変わってくる。

目安だが、外資・外銀・コンサル・総合商社といった超一流企業だと30歳手前で年収1,000万円(これは、S級大学出身者でも勝ち組と言っていい)。

日系大手企業だと40歳手前で年収1,000万円に到達するところが多い(A級大学水準)。その中でも、大手金融・大手デベ・超優良メーカー等だと30代前半でも可能(残業次第なところもあるけど)。

中堅企業(一部上場だが無名・業界大手ではない企業等)あたりになると、50歳近くの部長クラスになってようやく大台にのるかのらないか。B級大学でも大手へのチャンスはあるが、ボリュームゾーンとしては、この水準だろう。

35歳がひとつのライン

20代で年収1,000万円を達成出来れば、そりゃあ凄いことであり、30代前半でもなかなか難しいと言える。特に、20代で大台に乗る人は国内で僅か0.2%(500人に1人)であり、単純比較だと東大に入るより難しいという数値である。

そして、多くの日系大手企業では30代半ばから、年収1,000万水準である管理職への昇進が徐々に始まるので、30代後半にもなると大して希少価値はなくなってくる。とはいえ中堅以下の企業になると、大卒でも生涯年収1,000万円に届かずリタイアする人が大多数になるので、やはり到達までは、そう簡単な道のりではない。

どんな暮らしが出来るか?

ボンビーは脱出。それだけ

近年、「年収1,000万円程度では贅沢できない」とよく聞こえてくるようになってきたが、それは確かに間違っていない。

額面が1,000万円の場合、手取り年収は720万円前後となる。月に使えるお金は60万円程度(貯金は度外視)。この水準で、東京都内で家庭を持ち子供を2人程養うと考えると、決して貧乏ではないものの、外食・旅行・高級服飾・子供を私立校へ通わせる等の贅沢を覚え始めると、すぐにカツカツになってしまう。

したがって、年収1,000万円を稼げるようになっても、むやみやたらに生活水準を上げない努力が必要になるのである。

都会と田舎でもちょっと違う

東京ではなく地方で暮らすならば、住居費を大きく圧縮できるのでプチ贅沢は楽しめるかもしれない。ところが、年収1,000万プレーヤーは統計上その多くが、仕事・チャンスの多い東京を拠点としており、そもそも地方で高給取りになるのは至難の業なのだ。

あと、地方は金食い虫の自動車を持たねばならないのがツラいので、やはり、たいした贅沢は難しい。

大半の日本人は、たいしたことない

貧しくなった日本

これが何を意味するかというと、結婚して・子供を授かり・車を買って・マイホームを建てて・・・という昭和後期~平成初期には普通の生活」と言われていた暮らしが、(1馬力の場合)現代日本では上位4%以内に入るエリートになってようやくギリギリ掴み取れるという現実があるということである。。。

それが無理ならば、共働きで頑張って世帯年収1,000万円を目指すしかない。とはいえ現代日本では、年収500万円ですらそう簡単には到達できない。そして、世帯年収1,000万円以上なのは全体の12%・・・現実はそう甘くないけど、頑張りましょう。

拡がる格差

Youtube等でよく見られる成功者には年に億以上稼ぐ猛者もおり、年収1,000万円などゴミに見えてしまうだろう。それもあって年収1,000万円の魅力が薄れているようにも感じさせられ、いまや年収1,000万円は「普通の生活」に到達するための目標でしかない。

だが、自力で起業したり、スポーツで成功して稼ぐ自信のない凡人はそこに到達するために、小さい頃からお勉強を一生懸命頑張り、「高学歴」を掴まなければならない。

そして、あくまで「高学歴」というのは、その後の就職戦線・出世競争に参加するためのチケットに過ぎない。しかし、そのチケットがなければ土俵に上げてもらえる機会すら滅多に掴めないことになる。

余談

婚活女性の理想と現実

自分の立場を分かっていない

近年、婚活関係のテレビ番組や記事などで「身の程をわきまえない女性」が取り上げられているのを度々目にする。

大したスペックを持ち合わせていないのに年収1,000万円を稼ぐ高収入男性やS級大学・A級大学出身の高学歴男性にしか興味がないのは論外。

しかも、現代ではその半分に当たる年収500万円を相手に求めることも、何も光るものを持ち合わせていない女性にとっては高望みであることが分かっていない人が多いとのこと。

稼ぎと無縁だから稼ぐ難しさを知らない

何せ、年収400万円ですら未婚男性の中では上位に入る。これはだいたい残業代込みで月に額面25万円(手取り20万円前後)、ボーナスが4ヶ月くらいの水準・・・でも、ちょっと届かない。

この水準を若手のうちに達成出来るのは中堅クラス以上の企業の大卒社員。そして、その中でも大手でなければ適齢期である30歳以降の伸びがあまり期待出来なくなる(中堅どころでも30歳以降は伸び方に差をつけられるということ)。

そのような女性が、すべての婚活女性の中でどれくらいの比率を占めているのかはよく分からないが(番組的に敢えて極端な例を取り上げているのだろうか)、確かに上記のような高望み女性を見ると痛々しく思え、しまいには、なんだか哀れにすら感じてくる。

高望み自体は悪いことではないが・・・

結婚後のことを考えると

ただ、高年収な結婚相手を望む女性に関しては、ある意味結果的には現実的な選び方をしているようにも感じる。

なぜなら上記の通り、年収1,000万円でも大金持ちのような暮らしは望めず、あくまで庶民の域を抜け出せない世の中である。

まして、20代の将来性ある若者ならまだしも、イイ年して年収400万円も稼げない相手ならば、下手に結婚して家庭を持つと、一世代前の「普通の暮らし」ありきでは経済的に相当困窮することが考えられる(常に2馬力で稼げるとは限らないし)。

きちんと節約をしながら収支の管理をしていけば、生きていくには問題はないだろうが、相応の我慢が必要であることも確か。そして経済的な困窮は、精神的な困窮にもつながる・・・(結婚て大変)

「結婚ありき」でいいのか?

それならば、結婚するならそれなりに稼げる相手しか認めない、そういう相手が見つからないなら独身を貫くという道もアリだろう。無理して結婚して、夫婦二人だけで暮らしているうちはまだ良いが、子供が出来て親の面倒まで見るようになるとどうなるか。昔のように、具体策もなく「なんとかなる」ようなご時世ではない。

まぁ実際、高望み女性は単に「私にふさわしいオトコがいないのよ」としか考えていない人が殆どかもしれないが・・・。自分の価値と、年収1,000万円の価値に、如何程の距離があるのか考えたことはあるのだろうか。いや、考えない方がまだ幸せなのかもしれない。

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