外外経工佛

大学群

構成大学

・関西国語大学
・京都国語大学
・大阪済大学
・大阪業大学
・  教大学

レベル帯

D級中D級下位

概要

大阪府・京都府に所在する中堅私立大学で構成されている。大学群としては、どちらかと言えばマイナーな部類ではあるが、地元の関西地方ではそれぞれの大学単体としては一定の認知度があり、「外外」以外の3大学については前身も含めると戦前からの歴史を持ち、長きにわたり地域に根付いてきた。

また、大学名からして専門色の強い単科大学というイメージが強いが、大阪経済大学には社会科学系(経済学部・経営学部)以外の学部も設置されていたり、佛教大学も仏教教育だけではないどころか7学部も抱え、大阪工業大学にはなんと文系学部もあったりと、なかなか守備範囲の広い大学も多い。

同じ関西の中堅私立大学群として「産近甲龍」の存在が浮かび上がり、当サイトにおいても同じD級大学として格付けている。入試ではお互い併願されることが多いが、厳密には当大学群は「産近甲龍」と同等~チョイ下、「摂神追桃」より上という位置づけとして近年では認識されている。

実績

有名企業400社実就職率ランキング

大学 実就職率
大阪工業大学 12.3%
関西外国語大学 8.1%
京都外国語大学 圏外
大阪経済大学
佛教大学

あれれ

2020年度(1年古いデータだが、既存の大学群ページと合わせるため20年度を使用)のデータを使用しており、5.0%未満の大学についてはデータ上登場していない。驚いたことに群内の5校中3校が圏外となってしまった。

一方で生き残った大学については、平均すると(2校だけだが)10%前後となっており、生存ラインからは確実に抜け出していることから、大手企業の就職においては群内格差は割と大きい方に見える・・・が、大阪工業大学は就職最強である工学部系の学生が大半を占めるので、それを勘案すると同大が実力的に突出して大差をつけているとは言い難い。

群内格差

敢えて分けるなら

「外外経工佛」はランクとしては、いずれも同じD級中位大学としているが、上記の通り少々の差が見受けられるので、敢えて序列をつけるとすれば

上位:関西外国語大学・大阪工業大学
下位:京都外国語大学・大阪経済大学・佛教大学

という分け方になるだろう。

上位

関西外国語大学

当大学群内で、人気・入試難易度・就職実績いずれもトップクラスと言える。今となってはどうでもいいのだが、大阪大学の外国語学部が、割と最近まで「大阪外国語大学」という別大学であり、かつてはそこと混同されやすかった。

CA(キャビンアテンダント)としての就職者数が国内の大学としては1位であり、CAになるための就活講座や大手航空会社を招いてのセミナーを催したりと、非常にサポートが手厚い。また、CA志望者が多いからか別嬪さんが多いという噂も。

少なくともこれを書いている本人が受験生であった時代から、関西はもちろんのこと、その周辺県においても、中堅クラスの学力を持つ受験生からの人気は高かったと記憶している。そして、周りで本学を受験していた子は確かに美人だったな~(笑)。

大阪工業大学

地元では「大阪工大」「大工大」「阪工大」といった様々な愛称で親しまれてきた大学である(個人的には一番実際に耳にしたことがあるのは「大工大」である)。先述の有名企業400社実就職率ランキングではやや辛口な記述をしてしまったが、大手企業とは違ったフィールドでこの大学の真価は発揮されている。

本学は上場企業において多くの役員を輩出しており(2018年時点で54位)、出世が難しい理系としてはかなりのグッジョブだと言える。関西での中堅クラスの企業では現にちらほらと大阪工業大学ご出身の役員を見かけるので、大手企業への就職こそ簡単ではないものの、中堅クラスの企業でのし上がるという野望を秘めている理系の人にとっては、この大学は結構おススメである。

下位

京都外国語大学

同じ大学群にいる関西外国語大学とはライバル関係にあるが、PR上手な同学に比べて京都外国語大学はやや苦戦気味のようだ。

ランク的には「かつては“関関同立”に迫る位置にいた」という声も度々耳にするが、昭和末期~平成初頭の偏差値を見るに、最難関の英文学科だと「GMARCH」クラスの偏差値に食い込んでいるというエビデンスは確かに存在した(科目数など入試方式などの条件が同じだったのかは不明だが)。その後、時代を経て「産近甲龍」の少し上(C級上位大学あたり)の位置になったりと、次第にその地位を崩されてしまったのが実情のようだ。

またもや個人的な話で恐縮だが、「関関同立」出身者の中に「併願合格していた京都外国語大学(英文学科)との進路選択には非常に悩まされたと言う後輩がいた。これを書いている本人は外国語学部については完全に門外漢であり、「それって完全に“関関同立”一択じゃね??」とその時は失礼ながら感じたものだが、単なる偏差値等では測れない、外国語専攻者としての独自の世界が存在するのであろう。

大阪経済大学

理系では大阪工業大学、そして文系では大阪経済大学が関西の代表的な中堅私大として、日本有数の商業都市:大阪を支える人材を育て上げてきた。近年では「近畿大学のすべり止め」などと言われるが、上場企業輩出数は大阪工業大学を上回ってTOP50入りを果たしており、関西系企業を中心とした名だたる企業の社長を多く輩出している。

お笑い芸人も多数輩出しており、学費も私大としては安かったりとなかなか「大阪らしさ」が出ている大学である(兵庫県からも結構学生が来ているけど:大阪府民の半分強くらい)。

佛教大学

運営母体は浄土宗の総本山である「知恩院」と関係する(ちなみに、同じ母体が運営する別大学として京都華頂大学があり、こちらは家政系の単科大学)。その名の通り、建学理念には仏教精神が色濃く反映されているが、仏教学部のみならず教育学部の教員養成プログラムには長らく定評がある。

地元では「高学歴」というイメージこそないが評判は上々であり、学生は金融・小売・不動産・旅行業界など、関西の幅広い業界における中堅企業(有名どころもある)に多数就職していく。西日本としては最初に通信教育を取り入れたという先進的な面もあるが、その通信教育は結構厳しいらしい(ま、通信は続かない人がそもそも多・・おっと)。

東の「外外経工佛」は?

関西には「成成明学独國武」に該当する大学群がないように、関東には「外外経工佛」に該当するそれは見当たらない。

D級中位大学から当大学群の構成員に相当するメンバーを選抜するなら、神奈川大学・神田外語大学・東京経済大学・二松学舎大学・立正大学あたりが候補か。

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