C級上位大学

C級上位23 詳細ランク解説

解説

国立大学

国立大学では、「5S」クラスとなり、大都市圏に程近いところ(滋賀・信州)や下位政令指定都市(埼玉・静岡・新潟)に位置する大学となる。その立地も一役買っているのか、「金岡千広」「電農名繊」レベルには及ばないが、一般的な地方国公立大学(C級下位くらい)よりも難易度が高く、就職実績・研究予算なども軒並み高い。国立大の中ではよく「中堅大学」という呼ばれ方をしている。
※ B級中位~下位クラスの大学も「中堅」とイメージする人もおり、ガチガチに定義が決まっている訳ではないが。

5S

当ランクの代名詞とも言える存在であり、詳しくは当大学群の紹介ページにて。

入試難易度はB級大学水準には及ばないが、就職実績などの出口においてはB級下位大学を上回ることもあり、進学先としては結構おススメ出来る大学が揃っている。

小樽商科大学

官立高商を前身としている。小樽は古くは北海道における経済の中心地だったこともあり、多数の人材を経済界へ送りこんできた歴史がある。その伝統が息づき、現在も高い就職力を誇る。

有名企業への就職率は2割を軽く越えており「5S」を大きく引き離し、立地を考えると驚異的な数値である。「有名企業400社実就職率ランキング」に色んな補正を施しても、北海道大学の水準をも越えてしまっているのも凄いところ。

業界としては、やはり金融業に進む学生が多いが、実はそれ以上に情報・通信業への就職が目立っている。唯一の学部である商学部の中には様々な学科があり、その中には情報の蓄積、加工を通じて如何に社会課題を解決するかを学べる社会情報学科が存在する。おそらくは当学科の活躍が関係しているものと推測される。

東京海洋大学

旧:東京海洋大学と旧:東京商船大学の統合により誕生した。キャンパスのひとつは品川駅の東側という便利な立地であり、客員教授には有名人もいる(最近めでたく客員准教授からの昇格を果たされた)。

ここもB級かC級か、かなり迷わされるところ。偏差値的にはなかなか高い学科もあるのだが、大手企業への就職力は正直、微妙な線を走っている。

しかしながら、海運会社への就職に強いことから(と言っても一番多いのは製造業だけど)、平均年収は高い水準にあるとのこと。乗船の道へ進むなら、ここか神戸大学の海洋政策学部(前進は神戸商船大学)が王道か。

私立大学との比較

これらの大学は、よく「GMARCH」や「関関同立」と比較されることがあり、入試難易度は互角以上、研究力・教育力ではこのランクにいる国公立の方が上である。だが就職では分が悪く、「成成明学」上位水準の実績となる。「5S」の立地も悪くないのだが、やはり在京の大学に比べると不利か。

とはいえ、「5S」といった地方の中堅国立大学も大手企業への就活において、それなりの実績を出している。地元を愛する国公立大生も多いだろうが、就職を機に上京を考えてみるのも良いだろう。

地方国立大学の地理的なディスアドバンテージは、オンライン面接の普及によって埋められたという認識もあるが、どうだろうか・・・詳細は以下のコラムにて。

私立大学

私立大からは「関関同立」から関西大学が23年期首更新時にB級から転がり落ちてきてしまった。特に関西地方では学歴フィルターには引っかかることはないとされるが、コロナ発生後の就職実績が芳しくない。

続いて、「成成明学獨國武」トップの成蹊大学が登場。経済学部の偏差値はB級下位大学の法政大学と互角以上ではないかとも言われており、某元総理大臣も輩出したりと強い人脈・学閥を築き上げている(2022年7月8日 誠に哀悼痛惜の念に堪えません)。

また、「女子大御三家」の筆頭である津田塾大学もここに該当。古くから、国立大学のお茶の水女子大に続き、東京の私立女子大ではトップの勢力である。

このように、当ランクの私立大学は、GMARCH」とはまた違った存在感を放った大学が揃っている。

関係大学群

旧官立大学
5S
関関同立
成成明学獨國武

関連ランク

C級大学
   ・C級中位大学
   ・C級下位大学

(お隣)
 ・B級下位大学

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