高学歴とは?(どこから?定義・基準は?意義は?)

コラム

高学歴 どこから?

絶対的な定義・基準はない

誰が決めるというものでもなく、明確な基準がある訳でもない。高い低いというのは人や立場によって変わってくる話であり、一概に線引きが出来るものでもない。

したがって、どこからが高学歴なのかという類の話は、それぞれ立場の人が勝手に考えればいい話であり、例えばの話、現に人を採用する企業側でもその設定はバラバラである。

当サイトはどう考えるか

とはいえ、学歴を主題としている類のサイトにおいては「どこからが高学歴」か「高学歴の定義・基準」というのは避けては通れないテーマとなるので、当サイトではどう考えているのかをこの記事において記載している。

くどいようだが、人それぞれの立場や、学歴力の中でもどれに重点を置くのか(偏差値か、就職力か、研究力か、ブランド力か、モテ力か)によって様々な認識あって然りなので、あくまで一人の考えに過ぎないということを頭に入れておいてもらえれば幸いである。

当サイトでの定義・基準

B級大学以上

当サイトでは、この学歴ランキング表においてB級以上である大学の学生・卒業者であれば「高学歴」といえるラインをクリアしていると考えている。

そもそも、この問いについては「学歴」自体をどう捉えるかで答えが変わってくる。

一般的には「学歴」のことを、純粋な「学力」「実力」「能力」「努力の証」等と捉える認識が多いが、当サイトは「学歴」のことを「大手企業へ就職するための一つの武器」だと捉えている(プラスアルファで出世などもあるけど)。

人生の中で、学歴がその力を最も発揮する場面は、大手企業への就職活動の時である(これより役に立つ局面てあるだろうか??マウント合戦? 笑)。とりわけ一次選考においては、いわゆる「学歴フィルター」で多くの学生が容赦なくふるい落される。そのため当サイトでも、入試難易度と並んで大手企業への就職実績はランク付けの指標として重要視している。

したがって、学歴フィルターに引っ掛からず大手企業への挑戦権を獲得出来るというのが、学歴社会において「高学歴」であるという一つの基準と言えるだろう。当サイトにおいて該当するのは、B級大学以上の学生・卒業生ということになる。有名な大学群で言うと、「金岡千広」「電農名繊」「GMARCH」「関関同立」がライン。

「学歴」を、大学入学までの足跡と捉えるか、社会に出るときに活かすツール・カードと捉えるか。このサイトでは後者の色が強い。どちらの認識が正解で、どちらの認識がが間違っているという話でもないのだが、大学入試までの話で終わらずにもう少し先の未来を見据え、学歴がどこで活かされるか、学歴をどう活かすかも含めて考えたいところである。

①「学歴」を「大手企業へ就職するための一つの武器」と捉える場合
⇒ B級大学以上が高学歴
※ 当サイトのランキング表はこの考え方を重視して作成

②「学歴」を純粋な学力、偏差値、努力してきた証明と捉える場合
⇒ 国公立大学はC級大学以上、私立大学はB級大学以上が高学歴

学歴フィルターについて

冒頭の話にも関連するが、学歴フィルターの設定(どの大学の学生を選考対象とするか)は企業によってバラバラであり、「この大学に行けば学歴フィルターは引っ掛かからない。どんな人気企業でも絶対100%カンペキ大丈夫だ!」などとハッキリと一概には言えないのが本来のところである。B級大学でも学歴フィルターで落とされる企業(超一流企業、採用枠の少ない企業など)もあれば、C級大学D級大学でも通過できる企業もある。

ただ、それを言い出すとS級大学しか高学歴がいなくなるため(それも一つの考え方だが)、大手企業の採用実績校の中にどれだけ挙がってくるか、会社説明会のネット予約で最初から「満席」になっていた、大手企業内で見掛ける人々の出身大学といった様々な一次情報や二次情報、数年分の有名企業400社実就職率等のデータに基づき線引きをしている。

私立大学ではギリギリそのラインを越えるとよく言われるのが「GMARCH」「関関同立」であり、かなり主観的な話にはなるが、実際にそのクラスを下回ると大手企業の総合職として働いている人をあまり見掛けなくなるという肌感覚からも、その通説はまぁ妥当なところかと捉えている。

そして、「GMARCH」「関関同立」に相当する国公立大学はどのあたりか?入試難易度でいえば「5S」に代表される中堅国公立大学あたりというのが多数説(書いている本人も同意見)。だが、社会的評価・実績も加味すると、「有名企業400社実就職率ランキング」をそのまま当てはめると地方旧帝にも迫る水準になってしまうのだが、「国公立大学では、公務員・医療職に進む学生が私立大学に比べると格段に多い」ということを踏まえた補正を施せば、「金岡千広」クラスが挙がってくる。

公務員試験実積はどうなんだ?

地方国公立大学

泣く泣く落選としたのがC級クラスの国公立大学である。実力的にはB級下位あたりの私立大学と遜色ないものを持っていると言いたいのが本音。

ただ、当サイトのランクは大手企業への就活という面を重要視しているが故に、今回のような結果となった。

公務員試験の実績はあるが

先述のとおり、地方国公立大生は公務員への就職が多いのだが、公務員試験は殆ど学歴が関係なく、本来の実力をはかる指標にはなるものの学歴力としてはあまり重要視していないのである。

つまり、学歴ランクと公務員試験実績の相関はみられるが、大手民間就職のように、学歴ランクが高ければ公務員試験が有利になるという図式は存在しない。あくまで公務員試験は、基本的に実力一本の世界であり、大手企業のように学歴を武器にすることは出来ないのである。

地方大学は、大手への就活には不利

誤解のないように記載しておくが、C級大学でも国公立大学であれば民間就職における学歴フィルター自体は通過できる可能性が高い(国公立というのは依然として一定のブランド力がある)。だだし、殆どのC級国公立大学は地方にあるが故に、大手企業が集中する大都市圏からは地理的に遠く、大手への就職活動を進め辛くなる。このように学歴フィルターとは別の面で大手企業への挑戦が阻害される要因があり、なかなか結果としては現れにくい辛さもある。この面で地方の大学生は、都会の大学生に比べると進路の選択肢が狭まってしまう。

当サイトでは、大手企業への就活における地理的な有利不利も一つの指標として学歴力をランク付けしているという特徴がある。仮に、地方国公立大生がこぞって都会の大手民間就職に参入してくることがあれば、有名企業就職率ランキングの勢力図も一変してしまうことだろう。

地方のツラいところ

まとめると、地方国公立大のお家芸である公務員試験(特に地方公務員)実績は学歴とは直結していないこと、大手企業への挑戦機会が地理的に制限される、という2点が、地方国公立大が当サイトの学歴ランクにおいて「高学歴」のラインたるB級に一歩及ばなかった理由である。これ以外にも、OB数の違いにより大手への就職は有名私大の方が有利に働くこともある。

一言で言うなら、地方国公立大生という立場は「大手企業へ就職するための武器」としては強い方ではないということである。

何度も言うが、単純な実力・偏差値を「学歴」と捉えるのなら、C級国公立も十分「高学歴」と言ってもいいだろう。それは入試難易度や公務員試験の実績に現れている。ただ、当サイトにおいては、学力・実力=学歴力とは必ずしも一致しないという考えである。

地方国立大学の地理的なディスアドバンテージは、オンライン面接の普及によって埋められたという認識もあるが、どうだろうか・・・詳細は以下のコラムにて。

ただし、国公立大学の工学部(特に機械・電気など)・理学部の実用系学科(化学・物理など)例外と思ってもらってよい。そういうところは現在も推薦応募制度が強く生きており就職が圧倒的に強すぎるので、C級クラスでもD級クラスでも「学歴フィルター」だの「地理的な不利」だの、全然関係のない世界である。

色んな「高学歴」

立場による違い

冒頭の通り、色んな立場・場面によって高学歴の定義・基準というのは変化する。当サイトでは大手企業への就活という面を重視して学歴ランクや高学歴の基準を定めたが、それ以外の考え方もいくつか紹介しておきたい。

① 大学受験における「高学歴」

ここでの「高学歴」を言い換えると、「難関大学」というワードがピッタリとハマるだろう。その基準を深掘りし出すとまた長くかかるのだが、大手予備校が指定する難関国立10大学が分かりやすい。私立大学にそのレベルに該当するのは早慶となり、つまり国立・私立あわせてA級大学以上がここでいう「高学歴」にあたる。

高校受験偏差値65~70強くらいの進学校においても、「おー」とか「すげー」などのリアクションが得られるのは、このあたりのランクから。

② 会社における「高学歴」

これも会社のレベルによるので難しい。役員でなくとも年収何千万円も稼げるような超一流企業だと東大しか「高学歴」とは言えないが、日経225・JPX日系400クラスの場合はS級大学で学歴的には一目置かれる。A級大学出身の社員は、日経225・JPX日系400あたりの大手企業でもゴロゴロいるのであまり希少価値はない。

東証一部クラスの企業だと範囲が一気に広くなり、「大手企業」かどうかは怪しいところも増えてくると同時に、出身校がB級大学以下の社員も増えてくるのでA級大学からも「高学歴」と認識される場合も。

ただし、入社以後においては学閥の規模つまり同窓の人数がモノを言うようになるので、単純にランクの高い大学だから強いという訳ではない。その点では早慶などの私立大学が発言力を持つようになり、「GMARCH」「関関同立」が勢力を築いている会社もあるのだ。

③ 世間一般における「高学歴」

「世間」だの「一般」だのがあまりに広すぎるので、これまた難しい。ネットや動画等で「日東駒専は世間一般的には高学歴だ」という認識をたまに耳にする。その一方で、とあるテレビ番組にて婚活における「普通の男性像」の一要素として「日東駒専」の学歴が挙げられたこともあり、つまりはこの場合は高学歴と見られておらず、「日東駒専」に対する世間一般の認識というのは特に定まっている訳ではないようだ。

という風に「日東駒専」を一例として出したが、一口に「世間一般」と言っても、その中では様々な認識がある。

地方の国公立大学も、地元では「高学歴」と認識されるが都会では目立たないなど、結局は人・立場・地域によってそれぞれである。

ちなみに、人数比で日本の学歴構成を見てみると、以下のようになる。これは「平成29年就業構造基本調査」をもとに作成した、20~49歳に関する学歴構成の表である。

学歴比率
小学・中学4.1%
高校32.0%
専門学校17.1%
短大・高専9.7%
大学32.9%
大学院4.3%

これを単純に高学歴・中学歴・低学歴の3段階に分けると、大体だが、大学・大学院卒業であれば「高学歴」になってしまう。

ただし、現代では大学進学率が急激に伸びてきており4大進学率で50%を越えてきたため、年齢の幅をもっと若い世代に絞る場合は、単純に三段階(1/3ずつ)で分けると以下のようになる。

「高学歴」:D級大学以上
「中学歴」:E級大学・F級大学(あわせて”Fランク大学”)~専門学校
「低学歴」:高卒以下

という分類になる。いずれにせよ、D級大学である「日東駒専は高学歴だ」というのは、我が国の学歴構成上の比率で見ると、特に無理のあるような話ではない。

④ 学歴厨にとっての「高学歴」

ただのネタでしかなく、S級大学ですら誹謗中傷に遭うような世界である。「東大理Ⅲ以外はザコ」ならまだいい方、「日本の大学はすべて低学歴」という発言まであり、もはや論外。

「高学歴」である意義と注意点

第一印象に磨きをかける武器

「高学歴」であることは、大手企業での一次選考や、その他の場面でも自分の第一印象を形成してくれる要素となり、あらゆる局面において入口を突破するのに有用なツールとして力を発揮してくれる。

だが、その先は自分の本来の実力・人格が必ず問われることになり、学歴一本では勝負にならない。その時のために、受験に成功して「高学歴」を取得したと自認した場合や、所属する(所属しようとする)コミュニティの中でも自分は相対的に「高学歴」な方だと感じる場合は、「高学歴」であるにふさわしい努力・言動が求められる。

学歴にとらわれ過ぎないように

その中で難しいのは、謙虚さも同時に必要とされ、それを忘れて「高学歴」であるという自信を飛び越えて傲慢になってしまうと悲劇が訪れる。特に、会社へ入るときは「この会社にも自分より凄い学歴・実力を持つ人はいる。自分はこの会社において特別な存在なんかじゃない。という意識を持つことは極めて重要になってくる。

ある程度のプライドは必要だが、周りを学歴で見下すような新入社員になるとコミュニケーションに難が出る可能性が高くなり(歪んだプライドが仇となり質問や相談がうまく出来なくなってしまう)、しまいには「高学歴なのに仕事が出来ない人」という烙印を押されかねないので注意が必要である。「高学歴」という第一印象と、実力等が一致しないと思われてしまうのは、まさに悲劇と言える(周りから見ると喜劇かもしれないが)。

特に、新卒時に目標よりも不本意なレベルの会社におさまってしまった人は気を付けた方がいい。「仕方なく入ってやった会社」などと考えていると、そこですらドン底に叩き落とされる未来になってしまう。逆に、自分を認めてくれた会社に感謝の気持ちを持つことが、今後の道を拓く第一歩となる。

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